2013年07月16日

今日のペットtoコミュニケーション

今日のペットtoコミュニケーションは21歳の猫、Mちゃんとのコミュニケーションです。

Mちゃんは21歳! ご長寿の猫ちゃんです。
Mちゃんは2年位前に最初のコミュニケーションを受けてくれました。
その頃のMちゃんは毎日の点滴を嫌がり、飼い主さんにもそっぽを向いて気持ちを開いてくれない状態でした。
飼い主さんであるHさんはとっても心配していたし、長年心が通い合わない感じを受け取っていて、そんな状態を悲しく思っていました。

ある方から私のコミュニケーションを聞き、遠方でもあるのでお電話でのコミュニケーションとなりました。
電話の場合はその子の画像をいただきコミュニケーションします。

コミュニケーションが始まりMちゃんが言ってきたのは「私、居場所がない。。」という一言でした。
その言葉と共に私に映像や感情が流れてきました。
何か他の存在に追い立てられたり、邪魔されたりして行きたいところややりたいことが出来ないでいる、そんな状態の映像と気持ちです。

ゆっくり休みたかったり、ご家族に甘えようとしても出来ないでいるストレスを感じているんだとわかります。

Hさんにそれを告げると「同居のワンコが2頭いるです。その子達が追い掛け回したりするからそのせいかもしれません」という返事。
Mちゃんにもう一度尋ねると「そうなの、いやなの。もっと大事にしてほしい」

Mちゃんはワンちゃんたちの方が大切にされていると感じ、ご家族に心を開けないでいたんです。
ワンちゃんの方が若く、力も強いので言いたいことが言えなくなっていました。

だから安全な一部屋に篭りがちとなり、家族と一緒の時間が減ってしまったのでした。
それに加え、年齢的に体調も悪くなり、家での点滴が必要となったわけですが、Mちゃんにとってはびくびく、こわごわ痛いしで拒否していました。

Hさんは日ごろからかわいそうだなと思っていたし、ワンちゃんにも叱ったりしていましたが、MちゃんにはそのHさんの気持ちが伝わっていませんでした。

相互にずれていたんです。

そんなときが私の役割です。

Hさんの思いを伝え、Mちゃんの思いを聞き出します。
それをHさんに伝え、どのような言葉をかけていくか、具体的に出きることは何か。。。を提案したりして双方の話をまとめていきます。

そんないきさつが2年前くらいにありました。

その後何回かコミュニケーションして、調整をしていきました。

Hさんは初回のコミュニケーション直後、Mちゃんが自分から膝に乗り、点滴を自由にやらせてくれるようになったとメールをくれました。Mちゃんの健気な気持ちが痛いほど伝わってきて涙が止まらなかったそうです。
Hさんはその後ワンちゃん達とのコミュニケーションも希望され、ワンちゃん達の言い分、Hさんの思いを伝え合うことをしました。
ご自分でもたくさん、みんなに話しかけ出来るだけ気持ちや状況を理解してもらうように努めたそうです。

あれから2年。。。今はどんな状態なんだろうとコミュニケーションを始めました。

Mちゃんは「今はね、がんばって生きたいの。一日でも多く、一時間でも多くHちゃんといたいの。点滴は痛いけどその為に必要だし、点滴の時間は私たちの大事なコミュニケーションの時間なのよ」って教えてくれました。

膝にのってHさんの温もり、エネルギーを感じて幸せそうにゴロゴロのどを鳴らしている映像が見えました。

Hさんとの心の交流がMちゃんの生きる気持ちを大きくし、21歳の毎日を過ごすエネルギーとなっていました。

食事も柔らかいものが中心ですが、もとからちょっと固めが好きなMちゃん。
Hさんが作ってくれる団子状のものが食べたいってリクエストがありました。
Hさんによると豆腐のミンチの中にえびやお魚を入れて焼いたものなんだそうです。
「最近作ってなかったわ~」といって「早速今夜作るね(^^)」と嬉しそうにMちゃんに話してました。

ワンちゃん達もちょっと注意するとMちゃんへの態度を改めるようになり、Mちゃんは大好きな場所でお昼寝を楽しんだり、ワンちゃんが寝た後、家中を「点検」するのが日課になっているようです。

心の安心と美味しい食事、そして毎日のお仕事。。。これが長生きの秘訣ですかね。

Mちゃん、これからもいっぱい長生きしてね。




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